Shadowrocket 公式マニュアル · 用語集

Shadowrocket
画面・プロトコル・ルールの用語

用語が属するレベルを確認してから、該当する設定を変更しましょう。よく使われる用語を5つのカテゴリに分けて解説します。各項目は見出し横のリンクから直接開けます。

用語30項目 画面上の用語は英語表記 操作手順はチュートリアルへ →

画面と全体の動作

画面とスイッチ

画面名は操作場所を示し、Global Routingは全体の処理方法を決めます。似た用語でも画面によって役割が異なる場合があります。特にConfig画面、Configモード、設定ファイルを区別してください。

画面とスイッチ · 主な画面

Home、用語への直接リンク

Homeは、サーバー項目の確認、接続先の選択、接続スイッチの操作を行う主な画面です。リストにサーバーが表示されていても、クライアントに関連情報が保存されているだけで、接続済みとは限りません。初めて使うときは、選択中の項目を確認し、スイッチと接続状態を見てから、実際のリクエストで動作を確かめてください。

画面とスイッチ · ルーティングモード

Global Routing、用語への直接リンク

Global Routingは、リクエスト全体の処理方法を決めます。主な選択肢はConfig、Proxy、Directです。これらはルーティングモードであり、サーバープロトコルや接続アカウントではありません。ルールの動作を確認する前に、現在のモードがConfigになっているか確認してください。

画面とスイッチ · 同じ名前の用語

Config、用語への直接リンク

Global RoutingのConfigは、現在の設定に従ってリクエストを処理するモードです。ルールによって接続先ごとに異なるポリシーを適用できます。画面名としてのConfigは設定ファイルを管理する画面であり、接続モードのスイッチではありません。手順を読むときは「Configモードを選ぶ」のか「Config画面を開く」のかを確認してください。

画面とスイッチ · プロキシモード

Proxy、用語への直接リンク

ProxyはGlobal Routingのプロキシモードで、リクエストをプロキシ経由で処理します。サーバーのプロトコルを表すものではなく、ルールの末尾に記述する大文字のポリシーPROXYとも異なります。特定のサイトのルール適用結果を調べる際は、モードの違いをルールの誤りと取り違えないよう、現在のルーティングモードと選択中のサーバーを記録してください。

画面とスイッチ · 直接接続モード

Direct、用語への直接リンク

DirectはGlobal Routingの直接接続モードで、リクエストを直接接続で処理します。ルールのポリシーDIRECTと関連しますが、適用レベルが異なります。前者は全体モード、後者はルールに一致した際の処理です。Directに切り替えると直接接続時の動作を確認できますが、サーバーの認証情報が正しいかどうかは判断できません。

画面とスイッチ · 接続の自動開始

On Demand、用語への直接リンク

On Demandは、設定した条件に応じてシステムのVPN接続を開始する仕組みです。接続を開始するタイミングを指定します。ドメインに適用するルールを選んだり、誤ったサーバーパスワードやアドレスを修正したりする機能ではありません。まず手動接続が正常に動作することを確認してから、条件を一つずつ設定してください。詳しくはOn Demandの設定ガイドをご覧ください。

画面とスイッチ · パラメータの入力

Add Server、用語への直接リンク

Add Serverはサーバー情報を手動で入力する画面です。手元の情報に合った種類を選び、アドレス、ポート、認証情報などを入力してください。必要な項目はプロトコルごとに異なるため、別のプロトコルの入力内容をそのまま流用しないでください。項目を保存した後は、接続先として選択し、接続を確認する必要があります。

接続パラメータの意味

プロトコル

プロトコルは、クライアントとサーバーがデータをやり取りする方法を定めます。以下の説明はパラメータの確認に役立てるもので、利用するサービスを推奨するものではありません。入力内容は手元のサーバー設定と一つずつ照合してください。プロトコル名だけで接続品質を判断することはできません。

プロトコル · 暗号化と認証のパラメータ

Shadowsocks、用語への直接リンク

Shadowsocksは暗号化によってクライアントとサーバー間のプロキシ通信を保護します。主なパラメータはアドレス、ポート、パスワード、暗号化方式です。暗号化方式はサーバーの設定と一致させてください。名前が似ていても互換性があるとは限りません。手元の設定に追加の転送パラメータがある場合は、それらも確認し、パスワードが正しいだけで設定が完全だと判断しないでください。

プロトコル · UUIDと転送方式

VMess、用語への直接リンク

VMessはUUIDなどのパラメータでユーザーを識別・認証し、転送方式やTLS設定を組み合わせて使う場合があります。UUIDが正しくても、設定全体が正しいとは限りません。アドレス、ポート、転送パス、関連するホスト名も一致させてください。デバイスの時刻が大きくずれていると認証に影響することがあるため、問題の切り分けでは、まずシステム時刻を確認してから各項目を照合してください。

プロトコル · IDとセキュリティ層

VLESS、用語への直接リンク

VLESSはUUIDで識別する軽量なプロキシプロトコルで、プロトコル自体に通信内容の暗号化機能はありません。接続の安全性は、使用する転送方式とセキュリティ層の設定によって異なります。UUIDは暗号化方式ではありません。入力時は手元のパラメータに合わせてセキュリティ設定、転送方式、関連項目を確認してください。項目名が似ていても、VMessの設定をそのまま流用しないでください。

プロトコル · TLSとパスワード

Trojan、用語への直接リンク

Trojanは通常TLSと組み合わせ、パスワードで認証します。サーバーアドレスと証明書の検証に使う名前は、別々に確認してください。SNIはTLSハンドシェイクで使用するサーバー名で、接続アドレスとは表記が異なる場合があります。手元の設定を確認してください。証明書エラーが発生した場合は、名前、デバイスの時刻、サーバー証明書を調べます。証明書検証の無効化を通常の対処方法にしないでください。

プロトコル · QUICとUDP

Hysteria2、用語への直接リンク

Hysteria2はQUICをベースとするプロキシプロトコルで、UDP通信を使用します。認証やTLS関連の項目はサーバー設定に合わせてください。現在のネットワークのUDP対応状況は、ハンドシェイクやデータ転送に影響します。通常の遅延テストで結果が出ても、このプロトコルが必ず使えるとは限りません。ネットワークの転送条件と認証パラメータを分けて確認してください。

プロトコル · 鍵とトンネル

WireGuard、用語への直接リンク

WireGuardは公開鍵と秘密鍵で認証し、UDPでトンネルデータを転送します。設定にはインターフェースアドレス、ピア情報、ルーティング範囲も含まれます。秘密鍵は機密情報です。公開するスクリーンショットや質問には掲載しないでください。接続を確認する際は、鍵の組み合わせ、ピアアドレス、ルーティング範囲を照合します。パスワード型プロトコルのように、認証項目だけを確認する方法では不十分です。

プロトコル · プロキシサーバーの種類

HTTP、用語への直接リンク

サーバーの種類としてのHTTPは、HTTPプロキシを指します。クライアントはプロキシサーバーに転送リクエストを送り、一部の接続ではCONNECTでトンネルを確立します。ここでのHTTPと、接続先のWebページで使われるプロトコルは別の概念です。HTTPSのページだからといって、サーバーの種類を変更しないでください。プロキシ接続でTLSを使うかどうかも、実際のサーバー設定で確認してください。

プロトコル · 汎用プロキシ転送

SOCKS5、用語への直接リンク

SOCKS5は汎用プロキシプロトコルです。TCP転送に対応し、UDP転送の可否は実装やサーバーの機能によって異なります。プロトコル自体は暗号化通信を提供しません。ユーザー名とパスワードによる認証も、通信の暗号化の代わりにはなりません。設定時はサーバーが認証を要求するか確認し、「プロキシのポートに接続できること」と「接続先へのリクエストを完了できること」を区別してください。

条件に一致してからポリシーを適用

ルールキーワード

ルールは「どのリクエストが条件に一致するか」を指定し、ポリシーは「一致した後の処理」を決めます。一般的なルールは上から順に照合されるため、優先したい具体的な条件を適切な位置に置き、最後に最終ポリシーを確認してください。

ルールキーワード · ドメイン完全一致

DOMAIN、用語への直接リンク

DOMAINはドメイン名全体に完全一致するルールです。たとえばDOMAIN,example.com,DIRECTの対象はexample.comです。www.example.comなどのサブドメインや、Webページのパスは自動的に対象になりません。ドメインとそのサブドメイン全体を対象にする場合は、完全なURLをDOMAINに入力するのではなく、DOMAIN-SUFFIXを検討してください。

ルールキーワード · ドメインサフィックス

DOMAIN-SUFFIX、用語への直接リンク

DOMAIN-SUFFIXはドメインの末尾に基づいて照合し、指定したドメインとそのサブドメインを対象にします。同じドメイン範囲を同じポリシーで処理する場合に適しています。たとえばDOMAIN-SUFFIX,example.com,PROXYはexample.comとそのサブドメインに一致します。1つのページが複数の別ドメインにリクエストを送る場合があるため、メインサイトのドメインに一致しても、ページ内のすべてのリソースが同じポリシーで処理されるとは限りません。

ルールキーワード · 文字列条件

DOMAIN-KEYWORD、用語への直接リンク

DOMAIN-KEYWORDは、ドメイン名に指定した文字列を含むリクエストに一致します。完全一致やドメインサフィックスより対象範囲が広くなることが多く、関係のないドメインに同じ文字列が含まれている場合も一致することがあります。短い文字列をサイト範囲の確実な判定に使うのは避けてください。適用後はリクエストログで一致した対象を確認し、必要に応じてより明確なDOMAINまたはDOMAIN-SUFFIXに変更してください。

ルールキーワード · IPアドレスの地域判定

GEOIP、用語への直接リンク

GEOIPは、対象IPアドレスの地理データベース上の所在に基づいて照合します。Webサイトの言語、会社名、ドメインの末尾から場所を判定するものではありません。ドメインの名前解決結果が変わると、一致するIPルールも変わる場合があります。また、データベースの情報が実際のサーバー配置と異なることもあります。確認時は、名前解決結果、ルールの順序、適用されるポリシーをあわせて確認してください。

ルールキーワード · アドレス範囲

IP-CIDR、用語への直接リンク

IP-CIDRはCIDR表記でIPv4アドレスの範囲を指定します。スラッシュ以降のプレフィックス長でネットワーク範囲が決まります。例:192.0.2.0/24。IPv6アドレスの範囲にはIP-CIDR6を使い、2種類のアドレスを混在させないでください。ネットワーク範囲のルールはアドレスを対象とし、Webページのパスは対象にしません。同じアドレスで複数のドメインを運用している場合は、実際に一致するリクエストの範囲に注意してください。

ルールキーワード · 最終ポリシー

FINAL、用語への直接リンク

FINALは、それ以前のルールに一致しなかったリクエストに適用する最終ポリシーです。通常はルールの末尾に置きます。たとえばFINAL,DIRECTは、個別ルールに一致しないリクエストをDIRECTで処理するという意味で、すべてのリクエストを直接接続するわけではありません。最終ポリシーを変更すると、個別指定のない多くのリクエストに影響します。目的を明確にし、個別ルールと通常のリクエストを一つずつ確認してください。

ルールキーワード · 処理方法

PROXY / DIRECT / REJECT、用語への直接リンク

PROXY、DIRECT、REJECTは、ルールに一致した後の処理を指定するポリシーです。順にプロキシ経由、直接接続、リクエスト拒否を表します。DOMAIN-SUFFIXなどの照合キーワードとは役割が異なり、前者は処理方法、後者は一致条件を決めます。ルールから設定ファイル内のポリシー名を参照する場合は、現在の設定にある名前を使ってください。任意の名前が既存のポリシーとして使えるわけではありません。

ルールを3つの要素に分けて読む

DOMAIN-SUFFIX,example.com,PROXY
FINAL,DIRECT

1行目は、照合キーワード、ドメイン条件、処理ポリシーの順です。2行目は、その他のリクエストに適用する最終ポリシーを指定しています。ここでのexample.comは構文の例です。実際の設定は、対象と手元のパラメータに合わせてください。詳しい手順は指定したサイトにDOMAIN-SUFFIXを設定する方法をご覧ください。

リストの取得元とルールファイル

サブスクリプションと設定

サーバー項目、サブスクリプション、設定ファイルはそれぞれ用途が異なります。インポートが完了しても、データがクライアントに追加されたことを示すだけです。リクエストが実際にどう処理されるか判断するには、選択中の項目、現在のファイル、ルーティングモードも確認してください。

サブスクリプションと設定 · 一括管理

Subscribe、用語への直接リンク

Subscribeでは、手元にあるサブスクリプションURLからサーバー項目をインポートし、更新できます。内容が変更された場合は、クライアントで該当リストを更新してください。サブスクリプションURLには個人用のアクセス情報が含まれることがあるため、自分のサービス提供元から入手し、安全に保管してください。スクリーンショットを共有する場合は、URL全体を隠してください。リストの更新と接続先の切り替えは別の操作です。更新後も、実際に選択されている項目を確認してください。

サブスクリプションと設定 · 個別の接続項目

Server、用語への直接リンク

Serverは、クライアントに保存するサーバー接続情報のセットです。通常、アドレス、ポート、プロトコル、認証情報が含まれます。一般に「ノード」と呼ばれるものは、このような項目を指します。表示名は項目を見分けるためのラベルであり、サーバーの場所、性能、利用可否を判断するものではありません。手動で追加する場合は、利用権限のあるサーバー情報を入力してください。エラーが発生したら、まず各値と入力欄の対応を確認します。

サブスクリプションと設定 · ルールと設定

Config file、用語への直接リンク

Config fileはルールや関連設定を保存する設定ファイルです。サーバーリストを更新するサブスクリプションとは用途が異なるため、任意のサブスクリプションURLをルール設定としてインポートできるわけではありません。ファイルのインポート後は、実際に有効になっているファイルと、ファイル内で参照しているポリシー名を確認してください。ファイルを変更するとルールの振り分けや名前解決の動作が変わることがあります。変更前に復元用のコピーを保存しておくと安心です。

名前解決、テスト、状態の記録

設定項目と診断

診断結果は、特定の条件で一度確認した状態を示すにすぎません。遅延の数値だけを比較するより、テスト方法、発生時刻、対象、エラーの手がかりを記録すると、問題を特定しやすくなります。設定を変更するたびに一項目ずつ再テストしてください。

設定項目と診断 · ドメインの名前解決

DNS、用語への直接リンク

DNSはドメイン名をIPアドレスに変換します。名前解決の結果は、その後の接続や一部のIPルールの照合に影響するため、名前解決の失敗とサーバー認証の失敗は分けて確認してください。DNSの方式を選ぶ際は、アドレスだけを置き換えるのではなく、リクエストの処理経路を理解することが大切です。アドレスを解決できても、接続先にアクセスできるとは限りません。詳しくはDNS設定ガイドをご覧ください。

設定項目と診断 · 遅延の確認

Ping、用語への直接リンク

Pingは遅延テストに関連する機能です。結果はテスト方法、対象、実行時のネットワーク環境によって異なり、従来のICMPテストと同じとは限りません。数値が小さくてもWebページの表示速度を示すとは限らず、認証、TLS、接続先へのリクエストがすべて成功する保証にもなりません。比較する際はテスト条件をそろえ、現在の方法をPing設定ガイドで確認してください。

設定項目と診断 · エラーの手がかり

Log、用語への直接リンク

Logは、リクエストや接続、エラーの手がかりを確認するログ画面です。問題を調べる際は、操作した時刻と該当する記録を照らし合わせてください。まず、問題が名前解決、ハンドシェイク、認証、接続先からの応答のどの段階で発生しているかを確認してから、該当する設定を変更します。ログにはドメイン、アドレス、認証情報が含まれる場合があります。共有前に機密情報を削除してください。記録方法はLog設定ガイドをご覧ください。

設定項目と診断 · データの同期

iCloud、用語への直接リンク

iCloudは関連するアプリデータの同期に使用します。同期対象はアプリで利用できるオプションによって異なるため、すべての記録や認証情報が自動的に移行されるとは限りません。設定の同期とApp Storeの購入済み記録は別のものです。アプリの購入を復元しても、サーバー情報が復元されるわけではありません。デバイスを変更する前に同期状態を確認し、必要なバックアップを用意してください。詳しくはiCloud設定ガイドをご覧ください。

設定項目と診断 · 接続確認

Connectivity Test、用語への直接リンク

Connectivity Testは、特定のテスト条件で接続が完了するかを確認します。一度テストに成功しても、すべての接続先やプロトコルが正常に使えるとは限りません。失敗した場合は、テスト対象とエラーメッセージを記録し、サーバーパラメータ、現在のネットワーク、名前解決の結果をそれぞれ確認してください。テストに成功しても特定のサイトで問題が続く場合は、そのリクエストに適用されたルールと実際の接続経路を確認します。

用語を確認したら操作ガイドへ

初期設定はチュートリアルに沿って、インポートから接続確認まで順に進めてください。各項目の設定はSettings設定ガイドで確認できます。購入、購入済みアプリの復元、接続トラブルについてはよくある質問をご覧ください。まず問題のあるレベルを特定してから該当する説明を確認し、購入状況、サーバーの利用可否、ルールの動作を混同しないようにしましょう。